
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
昨日は、倫理法人会様とのご縁により、日本納税者協会様主催の
「昼食勉強会」というセミナーに参加いたしました。
講師は、前神奈川県知事の松沢成文氏で、
テーマは「税金を使わずに東京を一大観光都市にする」という内容でした。
正直なところ、政治家の先生のお話ということで、我々庶民とは感覚が
かけ離れているのではという気持ちがありました。
しかしながら、そのお話は、
○オリンピック開催地となった世界の都市の中で、東京は受動喫煙条例がないこと。
この背景には、JTと財務省のたばこ利権があること。
○3.11の大地震の際に、帰宅困難者に対する公共施設の開放やその後の諸々の対処で
2週間も県庁に缶詰状態だったこと。
○歴史を知ることの大切さから、神奈川県と東京都が高校の日本史を必修科目としたことが
きっかけとなって全国に広がったこと。
○都市としての経済成長に外国人観光が重要であること。
そして、外国人観光客が最も求めているものは、その都市の文化であること。
講話を聞きながら、単純な私はどんどんのめり込んでいきました。
歴史が大切という点では全く同感です。
どうも私たちはマスコミに毒されてしまい、政治家の先生たちに対するイメージが
勝手に作られてしまっているように感じました。
直接、話を聞いて先生の思いを感じる機会を頂けたことは本当に良かったと思います。
松沢成文先生は、とてもフレンドリーで偉ぶらない方でした。
大枠のテーマは、
「お上が主導となる助成金(税金)等を頼ったりするのではなく、
民間の力で全てやる意気込みで頑張りましょう」ということでした。
日本の歴史を辿ってみても、国を支えてきたのは間違いなく民の力です。
そして、納税は民の義務です。税金の使い方では、腹が立つことも確かにあります。
しかし、行政や政治家の方に文句だけ言っていても何の解決にもなりません。
やはり自身が何をやるのか何ができるのか、全て自分事で動いていくしかないと
強く感じたセミナーでした。
大変勉強になりました。
貴重なお話をどうも有難うございました。
また、機会があればぜひお目にかかれればと思います。