2014年10月19日
「百舌鳥(モズ)の高鳴き七十五日」とは?

皆様、こんにちは。中澤明子です。

秋の訪れと共に、各地で紅葉の便りが届いています。
弊社の近くにある日本大通りのイチョウ並木も、銀杏が落ちはじめ、
日に日にイチョウの葉が黄色く染まってきました。

皆様は、「百舌鳥(モズ)の高鳴き七十五日」という言葉をご存知ですか。
昔の人は、モズの高鳴きをはじめて聞くと75日後に霜が降りるといい、
農作業の目安にしたそうです。

実際には、地域によって「75日」には格差があるようで、
横浜の場合は、平年10月6日に鳴き声を聞き、初霜が12月10日だそうで、その間65日。
松山だけがピタリ75日のようです。

北に行くほど期間が短くなり、平均30日。
東北や北海道は20数日だそうで、それだけ寒くなるのが早いということです。
しかし、昔の人の言葉には重みがあります。すべてに意味があるからすごいですよね。


ちなみにモズに関する他のことわざには、次のようなものがあります。
皆さん、意味を調べてみてはいかがでしょうか。

  ○百舌鳥の高鳴きは晴天の兆し(千葉・富山・高知・福岡)
  ○百舌鳥の高鳴きは七十五日の上天気(広島)
  ○百舌鳥が来るとその年はもう大風がこない(熊本)
  ○百舌鳥が鳴き始めると風が吹かない(愛知・奈良・福岡)
  ○百舌鳥が早く鳴けば、早く寒さ冬が来る(滋賀・大分)
  ○百舌鳥が鳴くと雪が降る(岐阜)


秋の夜長、日本ならではの四季を感じながら、ことわざを学ぶのも粋なものです。

 

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