
皆様、こんにちは。西村友里です。
弊社のお客様に、ある特定の居住用マンションにご興味をお持ちのお客様がおります。
このマンションは、一般媒介で募集をしているため、オーナー様は2社の仲介業者に
それぞれ入居者の募集活動をご依頼しております。
しかし、各業者が募集しているチラシは、取引の内容が異なります。
1社では、普通賃貸の2年契約での記載があり、もう1社は定期借家6年の契約で
記載されておりました。
一般媒介で依頼をするにしても、本来募集内容は同じでなければなりません。
お客様にご紹介をするにも、契約内容が異なるため、どちらをご紹介して良いのか悩みます。
上司に相談をしたところ、各業者に電話をして、どちらが正しいのか確認をするよう指示がありました。
普通賃貸借で募集をされている業者は、「2年の普通賃貸借です。」と断言されておりました。
しかし、定期借家で募集をされている業者は、「媒介契約を行った際のオーナー様からの話では、
6年の定期借家でした。しかし、後からオーナー様と媒介契約を行った先方がそう言うのであれば、
普通賃貸借の方がお客様にとっては有難い話なので、御社はそちらの業者とやり取りされてはいかがですか」と
言われました。
確かに入居者様にとっては有利な条件かも知れませんが、各業者はオーナー様から依頼を受けている会社です。
悲しいことですが、オーナー様のために、自社で物件を決めて差し上げようという、意欲や熱意が全く感じられませんでした。
このような言葉を平気で口にする業者に対して憤りを感ると共に、このような業者に依頼しているオーナー様は
気の毒だと思いました。
結局、オーナー様に確認をとって頂きたいという話も拒否されました。
大手の会社なのに、対応はひどかったです。
借りたいとおっしゃっている方がいらっしゃるならば、全力でサポートをするのが我々不動産会社だと思って
おりますので、こうはならないようにしようと、心に刻みました。