雀のおじさん

皆さん、こんにちは。中澤明子です。

私は毎朝、横浜公園の前にある「スタバ」でコーヒータイムをしてから
出社します。
短時間ではありますが新聞に目を通したり、仕事の準備を行うための、
有意義な日課となっています。

スタバには、毎朝愛犬と一緒にお見えになる上品なおじさんがいます。

勝手に「雀のおじさん」と名前をつけて、毎日お会いできるのを楽しみにしている私です。
ワンちゃんが一緒のため、おじさんはいつもオープンカフェに座り朝食を召し上がっていますが、
店舗内から外を見ている私には、おじさんとワンちゃんが来ることが、雀たちのおかげで
すぐにわかります。

雀がオープンカフェに集まり始めると、ワンちゃんを連れたおじさんが
歩いてきます。
そしてワンちゃんを椅子に座らせて、店舗に入っていきます。
驚くことにこのワンちゃんの座り姿勢が、何ともお行儀がよろしいこと。
背筋をピンと伸ばし、公園を見据えて座っています。
その間、雀が近づいてもお構いなし。
ご主人様が戻るまで姿勢を崩しません。

ご主人様が戻ると、パンをもらって品よく食べます。
冗談に思うかも知れませんが、ワンちゃんの食べ方とは思えないほど、お行儀よく食べるのです。
営業畑の私はというと、常に時間との戦いのため、食べるのが早く、あまり噛みません。
ワンちゃんを見習って、食事は上品に味わって食べなければならないことを教わりました。

ワンちゃんの食事が終わると、雀たちもパンくずをもらいますが、
日課のため雀も慣れていて、おじさんの掌から食べます。
お皿のふちにとまり、並んで食べている雀もいます。
雀たちは皆恰幅がよく、どちらかと言うと「メタボ体型」です。
これもひとえにおじさんのおかげでしょう。

微笑ましい光景を見るたびに、私のパワーは充電できます。
また、嬉しいことに最近雀のおじさんが弊社のお客様となりました。
清掃中、弊社の店舗前を雀のおじさんとワンちゃんが通り、
ワンちゃん好きなスタッフが声をかけたのがきっかけです。

お客様は私たちの目の前にいらっしゃいます。

そのことを常に忘れずに、いつでもどこでも誰かに見られていることを意識して、
凛とした生き方をしたいものです。

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