
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
先日チラシ投函をしながら、ふと足を止めた瞬間がありました。
私の視線の先に「あじさい」の花が咲いていたからです。
あじさいが咲き始めると、いよいよ梅雨の季節が近づいているなと感じます。
日当りの差もあるのでしょう。
気にしながら街を歩いていると、あじさいは至るところで目にしますが、
まだ咲いていない枝もありました。
あじさいは漢字で書くと『紫陽花』と書きます。
冷静に考えてみると何故この漢字で「あじさい」と読むのでしょうか。
またどんな意味があるのか・・・。語源辞典で調べてみました。
以下、解説です。
『あじさいの語源は、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が変化したものとされる。
「あづ」は集まる様を意味し、特に小さいものが集まることを意味し、「さい」は「さあい」の約、
接続詞の「さ」と「あい(藍)」の約で、青い小花が集まって咲くことから、この名がつけられたされる。
漢字で「紫陽花」と当てたのは、『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』で、
著書の源順(みなもとのしたごう)が白居易(はくきょい)の詩に出てくる紫陽花を、
この花と勘違いしたことによるとされる。
漢名の紫陽花は別の花。花の色が変わるので、「七変化」「八仙花」とも呼ばれる。』
紫陽花という漢字が別の花だったとは知りませんでした。
漢字で書くよりも「あじさい」とひらがなで書いたほうが、本来の「あじさい」らしい気がします。
ついでにあじさいの花言葉も調べてみました。
あじさいの花言葉はたくさんありました。
その中で私が素敵だなと思った花言葉をご紹介いたします。
花言葉① 「元気な女性」
こちらはフランスの花言葉です。
ヨーロッパの土壌はアルカリ性が多く、あじさいはアルカリ性の土壌では赤やピンクに色づきやすいそうです。
フランスではあじさいの開花シーズンである6~7月頃は、カラリとしてとても過ごしやすく穏やかな季節です。
赤やピンクなどの可愛らしい色の花+気持ちの良い気候=元気な女性
というイメージで、この花言葉がつけられたとのこと。
花言葉② 「辛抱強い愛情」
あじさいは開花期間が長く、しとしとと降る雨の中、じっと耐え忍ぶように咲いている姿から
この花言葉がつけられました。
花言葉③ 「一家団欒、家族の結びつき」
これはあじさいの小さな花びら(萼《ガク》)が寄り集まって咲いている姿からつけられた花言葉です。
あじさいは、花の色からなのかマイナスイメージの花言葉も多いのですが、日本では「団結」、「和気あいあい」など
前向きな解釈が多いようです。
これから梅雨の季節を迎えます。
私は雨が決して好きではありません。
しかし、野菜の栽培など一年のサイクルの中で梅雨は重要な役割を果たしてくれます。
あじさいのことを知ることで梅雨を楽しむきっかけになればと思います。