
皆様、こんにちは。井上久恵です。
10日(水)から17日(水)まで夏季休暇を頂きました。
いつものように実家のある島根に帰省する予定だったのですが、
島根に向かう<ついで>に、久々に一人旅をしようと思い立ち、
どこか寄れるところはないかと考え、姫路城に行くことに決めました。
何を隠そう、私は「城好き」です。
城跡を含め日本各地の城という城を回らないと気が済みません。
以前「行きたい!」と思ったタイミングが、平成21年から始まった
姫路城天守保存修理工事中でしたので、ようやく敢行することができました。
西日本が連日猛暑であることはニュースや島根にいる両親から聞いて知っていました。
暑さから来る疲労を考慮して無理をせず姫路に1泊滞在し、姫路城見学だけに徹することにしました。
「姫路城を見に行く」と何人かに話をしていましたが、
口を揃えて「上まであがるの?(あがったの?)」と皆が聞いてきます。
「なぜだろう??」と不思議に思ったのですが、現地に赴きその理由が分かりました。
姫路城自体がとても大きなお城なので、敷地もその分とても広いのです。
姫路城の入口には、「この先坂が続きます。足元に気を付けてください。」と
書かれている看板が設置されているのを見て、その前でしばしフリーズ・・・。
私はヒールを履いていました。周りを見渡すと、他の参観者はスニーカーだったり底がない靴を履いています。
「しまった~ぁ!!」
何の情報も持たず、突発的に来てしまった為、姫路城がどのくらいの敷地面積を誇っているだとか
なだらかな坂をのぼった上に、さらに6階建ての建物(大阪城のようにエレベーターはありませんでした)が
そびえ立っていることなど、私はつゆ知らず。
足はガクガク、想像をはるかに超える暑さに体が堪えたのは言うまでもありません。
天守閣までのぼりましたが、敷地周辺散策をすることは諦めました。
一般的に、城内では「飲食禁止」となっておりますが、熱中症予防の観点から
「城内でも、水分を摂って頂きますようお願いします」と
普段とは逆に注意を促している場面に遭遇したのは初めてでした。
何度か一人旅をしていますが、旅にトラブルはつきものです。
最近はトラブルが起こっても、「これも一人旅の醍醐味よね」なんて図々しいことを考えるようになってきました。
今回もトラブルからの学びがいくつかありました。
1.真夏の旅はそろそろ控える(「若いから大丈夫!」が通用しなくなってきました)
2.炎天下、黒いパンツ(ズボン)は履かない(直射日光の熱を吸収し、下半身がビチョビチョになりました)
3.切符を失くさない
今回一番イタイ失敗が3でした。翌日、姫路から島根に向かう為の乗車券をこの日に紛失してしまいました。
往復乗車券(12日間有効)を購入すると、片道ずつ乗車券を買うより料金が割引されるので、
横浜-島根間の往復乗車券を買って準備していました。
これには注意が必要で、1日目姫路駅で降りた(途中下車した)際、
出てくる乗車券を自動改札から取って、自身で保管しておかなくてはいけません。
幼い頃からしょっちゅう切符を失くすので家族、友人、恋人がいつも私から切符を回収していました。
それを今回マンマとやってしまいました。(心の中では「あぁ、やっぱりな」という気持ちが正直あります)
しかも、姫路城城内にアナウンスが流れていたのを知っていて、それを無視をした私。
『管理事務所で、JRの切符をお預かりしています。お心当たりの方は管理事務所までお越しください』という
アナウンスを・・・。
「JRって一言で言われても、東日本か西日本か東海か九州か分からないじゃん」などとその時は屁理屈ばかり
考えていましたが、ホテルに戻って翌日の準備をしている時に紛失していることに気が付いたのです。
「あの切符は、私だったかもしれない・・・」と。
ちなみに、父親に往復乗車券の購入方法を聞いて準備していたのですが、
実家に戻ってから今に至るまでこの件は父には内緒です。
「バカかお前はー!いくつになっても・・・、ちぇっ、何やっているんだー!」と言われるのは目に見えているので。
最後に、この日の夜ホテルでくつろいでいる時に、じわじわと頭痛に襲われました。
後から気づいたのですが、どうやら軽い熱中症だったようです。
水分補給はまめに摂っていましたし、炎天下歩いたのは4時間ほどでしたが、
体は自分が思っている以上に正直に反応するんだなと気付きました。
まだまだ暑い日が続きます。皆様も季節柄、ご自愛ください。