2016年09月02日
営業活動日記 「いったい何を考えているのやら」

皆様、こんにちは。西村友里です。
先日、耳を疑うような話がありました。
新規のお客様がご来店されたので、いつも通りご希望条件を伺っておりました。 そのお客様は、北海道から横浜の会社へ転職して間もないため、
まったく地理が分からないとのことで、現在はホテルに宿泊しながら通勤しているため、
できるだけ早くお部屋を決めて移りたいとのご希望でした。

この日は、横浜駅周辺の不動産会社と、ご希望エリアである新杉田の不動産会社に行った後、
宿泊先のホテルまでの帰り道に偶々あった弊社に立ち寄ったそうです。まだ夕方なのに、お客様はひどくお疲れのご様子でした。
「今日は何件かお部屋を見て来られたのですか?」と質問をしたところ、衝撃的な返事が返ってきました。

「今日は横浜駅の不動産会社に行き、1件だけ部屋を見てきた。
だけどそこの営業担当者から、『今日は車が空いていないので、ご自身で見てきてください』と言われた。
マンションにキーボックスが設置してあり、その中に鍵が入っているとのことなので、開け方を教わり
一人で行ってきた。もらったチラシには新杉田駅徒歩19分と書いてあったけど、実際には45分位かかった。
道は間違えていないと思うから、あのチラシはおかしい。」とのお話でした。

いくら車が空いていなかったとしても、お客様を一人で現地へ行かせるなんて、弊社では考えられないことです。
ここは田舎ではなく横浜です。車が無くても電車やバスを利用することができます。
ましてや北海道からこちらに来たばかりのお客様ですから、道や環境が分かるはずがありません。
また、キーボックスの番号を教えるなんて論外です。
オーナー様はその会社を信頼して、お部屋を預けているのですから、万一何かトラブルが発生したら
誰が責任を取るのでしょうか。あまりにも無責任な対応です。

無責任といえば余談ですが、先日弊社の管理物件の店舗に、県外の法人様からお申込を頂き、
審査も通り、賃貸借契約に進む運びとなりました。しかし、店舗の内装プランの提出や重要事項説明、賃貸借契約もまだ終わっていない段階で、
「契約金を振り込んだので、鍵を引き渡してほしい。」という依頼が契約をする法人様ではなく、実際にお店をやられるお客様からありました。
もちろん丁重にお断りをし、「まだご契約が終わっていないし、内装プランも提出頂いていないので、
鍵をお渡しすることはできません。ご契約金はあくまでも預かり金ですので、もし内見されたいときは、
いつでも立ち合いますのでお気軽におっしゃって下さい。」とお伝えし、ご理解を頂きました。

弊社はオーナー様の大切な財産をお預かりしています。契約にもなっていないのに、鍵だけ渡して勝手に工事をされてしまい、何か問題が生じた際に
誰が責任をとるのでしょうか。もちろんフリーレントでもありません。この時点で弊社が守るべきは、オーナー様です。まだ契約にもなっていない借主様なのですから当然です。
考えなくてもわかることですが、わからない営業マンもいるのですからどうしようもありません。「だからこの業界は質が低いと言われるのだ。基本を理解していない営業マンがいるから、
トラブルが起きるのだ!」と、弊社の代表が聞いたらお説教が始まること間違いありません。実際にトラブルが多い営業マンに共通していることは、自分勝手でお客様に対する気配りや気遣いが
できていない人がほとんどです。

話を元に戻しますが、北海道のお客様には「そんな会社には二度と行かないほうがいいですよ」と
はっきりお伝えしました。
ただでさえ、不動産会社に対してダークなイメージを抱いているお客様が多いのに、
お客様をお客様とも思っていないような対応をする同業者は許せません。

皆さまも不動産会社選びには、十分ご注意ください。どこの不動産会社に行けばいいか迷われているお客様や、他社で嫌な経験をされたお客様はぜひ弊社にご来店ください。ご満足いただける接客をお約束いたします。

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