
皆様、こんにちは。中澤明子です。
今日の玉手箱「取引の安全」
反社会勢力の排除については、徹底している不動産会社がほとんどです。
不動産会社では、「取引の安全」を強く求めていますが、実際の現場はまだまだ矛盾だらけです。
矛盾している大きな理由のひとつに不動産業務があります。
この大切な不動産業務において、特別な資格を必要とせず業務が行われていることが問題なのです。
新卒の社会人1年生が、入社まもなく不動産の販売を行ったとしても何の問題もありません。
不動産取引には、幅広い知識と高度な職業倫理が求められていますが、
未経験の新人が高額物件を売ることができる業界なのですから、その風土自体がおかしな話です。
トラブルに巻き込まれるのも、迷惑を被るのもお客様です。
宅地建物取引士になったのですから、厳しい資格制限を行うべきであると思います。
不動産業者であれば、宅建資格の有無にかかわらず取引業務が行えること自体を改正し、
プロとして資格者だけが取引できる舞台に変えていくべきであると私は思います。
「安全な取引」をするためには、プロとしての意識改革が必要な時代に入っています。