2016年09月17日
営業活動日記 「異国に学ぶこと」

皆様、こんにちは。西村友里です。
先日、イラン出身の男性のお客様がお部屋と事務所探しのために、
ご来店されました。
お客様は背の高い紳士で、私はてっきり英語で話しかけられると思い身構えていたところ、とても流暢な日本語で静かに話し始めました。

話し方も雰囲気も物腰の柔らかい方で、知性と教養が滲み出ている素敵な方でした。
日本にお住まいになられて30年近く経つそうで、日本の風土や文化、慣習にも慣れ親しんでおり、
日本が大好きだとおっしゃっておられました。

先日は、以前住んでいた仙台に行ってきたといって立ち寄って下さり、
「秋保温泉に入ってきたよ。秋保温泉は最高です。大好きです!」と満面の笑みで話して下さいました。
しかし、いつものごとく地理音痴の私は秋保温泉を知りませんでした。
「本当に日本人ですか?」と驚かれてしまいましたが、そんな私にもお土産に「ずんだ餅」を買ってきて
下さる優しい方です。ちなみに、ずんだ餅はいつか食べてみたいと思っていたので幸せでした。

日本人より日本人らしい気配りやおもてなしができるお客様です。
本日は19時過ぎにご来店され、ランニングをされていたのかスポーティな服装でお見えになられ、
「遅くまで頑張ってるね。これ差し入れ!」と言って、温かいパンとコーヒーをお持ち下さいました。
粋な計らいに、何とも言えない温かい気持ちになりました。なかなかできないことです。
イランのお客様は初めてでしたので、イランがどのような国なのか知っておこうと思い調べてみました。
正式名称は、イラン・イスラム共和国で、通称イラン。
イランは日本の面積の約4.4倍ありますが、人口は7,910万人に対し、日本は1億2730万人です。
言語はペルシャ語で、首都はテヘランです。
ペルシャと聞き、真っ先に思い浮かんだのが「ペルシャ猫」、その次が「ペルシャ絨毯」です。
これらはやはりイランが出生地でした。

イランは戦争のイメージが強い国です。
お客様も30年以上前には、戦地に駆り出された経験があるそうです。
「海を陸から見るのは大好きだけど、海の中はあまり好きではない。
戦争のときに1ヶ月以上も船に乗っていたから。」とトラウマがあるようでした。
日本に長くお住まいになられている理由は、「日本は平和だから。
いろいろな事にたくさんのルールがある厳しい国だが、一つ一つルールを守れば、
とても住みやすい国である。」と日本の魅力を語っておられました。

弊社代表とは、国籍こそ違っても志の高さや考え方が似ているため意気投合し、
今後一緒にやりたい仕事があるようで、仕事の話に花が咲いておりました。
弊社にはいろいろな国のお客様がご来店されます。日本語はものすごく難しい言語だと言われていますが、どのお客様も本当に日本語がお上手で驚きます。
皆さんきっと大変な努力をして学び、異国で暮らしているのでしょうが、その大変さは想像がつきません。不動産を通じて他国を知ることができるのも不動産業の醍醐味といえます。
どなたにも平等に接客ができるよう、そしてご満足頂ける応対を今後も心がけて参ります!

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