2016年11月16日
営業活動日記 「9年目の秋、奥の深い不動産業界」

皆様、こんにちは。井上久恵です。
私が不動産業に携わり、この秋で9年目を迎えました。
現在に至るまで事務職として日々業務に励んでおりますが、
今月はついに、お客様の「初契約」が控えています。

その為、「営業」に慣れない私はここ数日、
内心緊張しっぱなしの毎日を過ごしています。
前回の日記でも書かせて頂いたT様ご夫婦の契約です。
いよいよ先方業者から賃貸借契約書と重要事項説明書の下案が
私の元に送られてきました。
「よし、来た!まずは自分の目で内容を確かめ、赤ペンを入れた上で
 次は代表に見て頂こう」と考え、
送られてきた書類を印刷し、いざ机に向かうと・・・。

「あれ・・・?資料はこれだけ・・・??」

賃貸借契約書や重要事項説明書の裏付けになる資料は何も添付されておらず、
私は最初戸惑ってしまいました。
なぜなら、私はこれまで売買契約に係る重要事項説明書の添付資料を
契約の度に揃えてきました。
売買契約ではどれだけの裏付け資料が必要か、
実際自分の目で見て手で触れてきました。
だから、この資料の少なさに驚いたのです。
今回の契約書類では、裏付けとなる資料を強いて挙げるとしたら、
先方業者から頂いた清算明細書・募集図面、
そして私が自身で取得し直した謄本、と言ったところでしょうか。

「 売買契約と賃貸契約では勝手が違うのかもしれない。
 それならば、今手元にある資料の中でチェックするしかない!」

腹をくくり、それからは黙々と作業を進めて行きました。
契約書と重説を交互に見ながら、条文の項目は間違っていないか、
誤字はないか、抜け落ちている項目はないか、
記載金額に誤りはないか、入れて欲しい文言は入っているか、などなど。
「ここは事務職の本領が発揮されるところだな」と思いながら、
細かく書類にチェックを入れていきました。

その後は代表にも書類の内容を確認して頂き、
自分でチェックした箇所で自信がないところは代表に直接質問するなどして、
初めての契約書類のチェック作業はこうして終わりました。
今は先方業者に修正を依頼し、原本が届くのを待っているところです。
これと並行して、T様用に弊社書式の「契約のご案内」や清算明細書、
当日お待ち合わせの場所が分かるよう地図を作成し、T様に送付しました。
T様のご契約まであと1週間。
まだまだ私の人生初体験は続きます。

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