2017年02月07日
営業活動日記 「ある日の出来事」

皆様、こんにちは。井上久恵です。
会社には、物件確認の電話やお客様からのお電話、
セールスの電話など様々なところから沢山の電話が掛かってきます。
時に、急に要件を話し始める方がいらっしゃいますが、
「まずは名を名乗ろうよ」と感じてしまいます。
それが、電話を掛ける側の礼儀やマナーだと思うからです。
「恐れ入りますが、お名前(御社名)をお伺いしても宜しいでしょうか」と、
こちらが聞かないと、最後まで名を名乗って頂けない場合もあるので困ったものです。
先日会社から少し離れた銀行へ
通帳の繰越に行ってきました。
ATMしか設置していない銀行の場合、窓口がある店舗まで出向かないと
通帳の繰越作業が出来ないのが時に不便です。
しかも、行き慣れていない銀行なので、銀行員の顔も覚えていません。
通帳を繰り越そうとATMに通帳を挿入しました。
途中まで順調に機械が動いていたのですが、よそ見をしている間に機械が停止していました。
ATMの画面には「係りの者が参ります。しばらくお待ちください。」と
表示されていました。
その下に、カッコ書きで、
「(機械横のインターホンでお呼び出しください)」とも書いてあります。
「え?係りの人が来るから、何もせずに待てばいいの?」
「それとも、インターホンで呼び出さないと、待っていても係りの人はこないの?」
機械が停止していることもあり、この文章を読解するのに頭が混乱しました。
すると、ATMと私の間を割り込むように、
急に横からにゅっと男性が入ってきました。
男性は画面を見て「うーん…」と唸っています。
「いやいや、うーんじゃないよ!あなた誰ですかッ?!」(心の声)
銀行はお金を扱う繊細な場所です。
出来れば銀行員と私の間に、誰にも入って欲しくありません。
銀行員なら何かネームプレートのような物を身につけていると思い、
男性の胸元を確認しましたが、ワイシャツ以外何も身につけていませんでした。
「新しい通帳、出てきました?」
名前も名乗らず、男性は私に質問を投げ掛けてきました。
「この人に私は答える必要があるのか?
そして、あなた誰ッ?!」(心の声)
私は警戒心をプンプン出し、質問に答えず構えていました。
すると、男性はズボンのポッケから鍵を取り出し、
ATMに差し込み、操作し始めたました。
私はようやく、この男性が銀行員であると認識することが出来ました。
事情を説明し、無事に通帳を繰越して頂きました。
昨今は個人情報だから…と、情報を伏せがちですが、
明らかにすることで、話や仕事が早い場合もあります。
今回の場合、私は普段とは違う状況だったので、安心感を得たかったです。
「やれやれ」な出来事でした。

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