2017年03月09日
営業活動日記 「お住み心地はいかがですか?」

皆様、こんにちは。井上久恵です。
先日、弊社が管理している物件の更新契約がありました。
更新契約は私が担当している業務の一つで、私が好きな業務でもあります。

賃貸借契約満了日の2ヶ月前には、入居者様に通知文を送付し、
事前にお伝えしています。
満期日1ヶ月を切る頃までに退去のご連絡がない場合は継続とみなし、
今度は更新契約の為のアポイント取りを行います。

私は更新契約時にお客様とお会いすることが好きです。
基本的には入居者様にご来店頂き、直接顔を合わせることを私は大事にしています。
何か不具合やトラブルがなければ、入居者様から管理会社へ連絡が
入ることはありません。
しかし、「気付いていることはあるんだけど、わざわざ言うほどでもないか」と
お考えの入居者様が結構いらっしゃるのも確かです。

私は結婚当初主人が暮らしていた賃貸マンションに移り住みました。
主人はそれまで2年はそこに暮らしていたと思いますが、
私が実家からそのマンションに移り住む頃には、
ちらほら経年劣化の症状が出始めていました。
特に顕著だったのが、トイレの扉に貼られたシールタイプのクロス。
徐々にトイレの壁とクロスの間に空気が入り、少しずつ隅っこから
クロスが浮き上がってきました。
最後はベロベロになって剥がれ掛かっているのを、
クロスについていた僅かな粘着でなんとか張り付かないものかと、
トイレの扉に何度もこすり付けていました。

私は1年半そこで暮らしましたが、管理会社へ報告することはありませんでした。
「経年劣化だし、こんなものかな。仕方ないかな」
「下手に直すと逆に怒られたりするのかな」と思っていたからです。
退去時、室内の確認に来た管理会社の方にその部分について聞かれました。
「これは、いつからでした?」
「たしか私が住み始めたころには既に症状は出始めていたので・・・。
 1年半前からじわじわと広がっていった感じです」と答えました。
その担当者は、
「ほっておいては、家はどんどん傷んでしまいますよ。
 すぐに電話を頂ければ直したのに・・・。
 また、ほっておくことは入居者の善管注意義務の違反にもなりかねないので、
 もし次に賃貸に住むことがあったら、気を付けてくださいね」と
説明してくださいました。
「そういうものなのか」と私はその時に初めて知りました。

このように私が黙っているくらいですから、私以上に言葉にしない方は
いくらでもいらっしゃると思います。
だから私は更新契約の際に、「住み心地はどうですか」とか「不具合はありませんか」と
入居者様に必ず聞くようにしています。
こちらから投げかけることも大事なポイントです。
オーナー様としては長く住んで頂きたいですし、
入居者様には快適に暮らして頂きたいです。
これからもそれぞれの力になれるよう対応して参ります!

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