2015年01月24日
衝撃!「1%の富裕層が世界の富の50%を占める」

皆様、こんにちは。中澤明子です。

先日、ラジオをつけて車を運転していたところ、
衝撃のニュースが飛び込んできました。


以前から富裕層が占める富の話は知ってはいましたが、
それがなんと世界の富の「半分」を占めるとは・・・・・。
いったいどういうことなのでしょうか。

「世界の上位1%の富裕層が来年、世界の富の半分余りを保有する」との見通しを、
民間非営利団体(NPO)オックスファム・アメリカが示した。

スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラム(WEF)年次総会を前に、
オックスファムが発表した資料によると、世界の富のうち最富裕層が保有する割合は
2009年の44%から、2014年には48%に上昇。
2016年には50%を上回る可能性が高いという。

ダボス会議の共同会長である、ウィニー・ビヤニマ氏は、
「世界の不平等のスケールは非常に驚きだ」と指摘し、「世界的な課題となっているにもかかわらず、
最富裕層とそれ以外の人々との格差は急速に拡大している。」と述べた。

この「1%」の富裕層の平均資産は、1人あたり270万ドル(約3億1600万円)。
一方で人口の80%に当たる層の平均資産は、1人当たり3851ドル(約45万円)。
この傾向が続けば、2016年には最富裕層「1%」の資産総額は、残りの「99%」の資産総額を
上回ると指摘している。

数字をさらに掘り下げると、世界で最も裕福な80人の資産額は、合わせて1兆9000億ドルになる。
これは下位半数にあたる35億人の資産総額とほぼ同じである。
裕福な80人のうち35人はアメリカ人で、彼らの資産総額は9410億ドル。
その次に人数が多いのは、ドイツとロシアで、巨万の富を擁する資産家をそれぞれ7人ずつ擁しているという。

性別に関していえば、最も裕福な80人のうち70人が男性。
そして80人の中には、単に多額の資産を相続しただけという人も11人含まれている。

80人の多くは、金融、医療、保険、小売り、テクノロジー、ならびに石油やガスなどの資源採掘といった
業界の大物たちであり、自らの富を維持・拡大するために、多額のお金を積んでロビイストを雇っている。


1月21日から4日間開催されている、通称「ダボス会議」には、2500人を超える世界の富裕層や権力者が
出席しているといいます。
参加者の方々は、ダボスまでプライベートジェットを飛ばし、5つ星ホテルに滞在し、
超一流の料理を楽しみながら、金融市場や経済動向について会話を交わすのだそうです。

その一方では、10億人を超える人々が、1日1ドル25セント未満で生活を続けています。
オックスファムはダボス会議に出席する裕福な人々や影響力の高い人々に対して、
深まる一方の格差に対処するよう、強く働きかけていくそうですが・・・・?


今回のこの発表を、皆様はどのようにお考えですか。
たった1%で50%ですよ。何とも空しい話です。 

 

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