
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
年が明けてから、フランスでのテロ事件やイスラム国の問題など、
世界に目を向けると、痛ましい事件が続いています。
このような事件を考える時に、世界全体に目を向けた本があります。
本のタイトルは、「もし世界が100人の村だったら」です。
たくさんのことを学ぶことが出来るため、今日は紹介させて頂きます。
今から15年程前に本屋さんで見つけて買った本ですが、
元々はアメリカのある教授が、「村の現状報告」と題した小文を著し、
ネットを介して伝えられていくうちに世界に広がり、書籍になったようです。
インターネットでも掲載されていますので、そのまま一部掲載いたします。
【もし世界が100人の村だったら】
誰かが私に興味深いお話を伝えてくれました
もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで
全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう
その村には…
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます
52人が女性で、48人が男性です
70人が有色人種で、30人が白人
70人がキリスト教以外の人たちで、30人がキリスト教
89人が異性愛者で、11人が同性愛者
6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人は今生まれようとしています
もしこのように縮小された全体図から私達の世界を見るなら
相手をあるがままに受け容れること
自分と違う人を理解すること
そしてそう言う事実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです
もし冷蔵庫に食料があり 着る服があり
頭の上に屋根があり 寝る場所があるなら…
あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています
もし銀行に預金があり お財布にお金があり
家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら…
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8%のうちの一人です
もしあなたの両親がともに健在で そして二人がまだ一緒なら…
それはとても稀れなことです
もしこのメッセ-ジを読む事ができるならあなたは、この瞬間2倍の祝福を受けるでしょう。
何故ならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて、その上あなたは全く文字の読めない
世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです。
昔の人がこう言いました。
我が身から出るものはいずれ我が身に戻り来ると。
お金に執着することなく喜んで働きましょう。かつて一度も傷ついたことがないかのごとく人を愛しましょう。
誰も見ていないかのごとく自由に踊りましょう。誰も聞いてないかのごとくのびやかに歌いましょう。
あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう。
このメッセ-ジを人に伝えて下さい。そしてその人の一日を照らしてください。
※作:K.Leipold ※訳:なかのひろみ
統計の数字というものは、感情がないので冷静で落ち着いて考えることができます。
これは個人的な意見ですが、マスコミから流れるニュースの情報だけでは、
どうしても偏った見方になってしまいます。
この【もし世界が100人の村だったら】は、世界の人口や貧富のバランスがとても分かりやすいので、
このことを頭に入れて世界の様々なニュースを考えていければ、違った角度で、
そして目線を変えて見つめていくことが出来ると思います。
まずは、自分自身の現在の環境に対していつも感謝することが大切だと感じました。
全世界の平和を心から祈るばかりです。