
皆様、こんにちは。山口幸夫です。
子供の頃の遠足や旅行に行った時など、行きよりも帰りの時間を
早いと感じることがあると思います。
私は遠足や旅行、出張の時などの度に、いつも帰りの時間が早く感じることを
不思議に思っていました。
実は、この現象は「帰宅効果」と呼ばれているそうです。
人間は、往路(行き)にどれくらい時間がかかるのかを、少なく見積る傾向があり、
これにより、目的地までの道のり(時間)を長く感じてしまうようです。
その往路(行き)が長かったという時間感覚に基づき、帰路も同様に長いことを覚悟することで、
思った以上に早く到着したと錯覚するのだそうです。
350人に対して行われた調査では、調査対象者にバスや自転車で旅行をしてもらい、
行き帰りの時間感覚を比較した結果、帰りの方が平均で22%早く感じるという結果が出たそうです。
「祭りのあとは寂しい」と言います。
楽しい遠足や旅行が終わってしまう帰りの時間は、早く感じるものなのかと思っていましたが、
どうも違うようです。
旅行に行く時には、「目的地まではとても時間がかかるんだ!」と先に強く意識しておけば、
帰宅効果による帰りの時間が短く感じる影響を少なく出来るかも知れません。
直近で旅行に行かれる予定のある方は、是非一度、試してみてください。
残念ながら私は旅行の予定がありませんので…。