
皆様、こんにちは。不動産鑑定士の松本智治です。
今回は、収益用アパートの保有と運営に関するお話しをいたします。
私、神奈川県横須賀市に木造2階建アパートを保有しておりまして、
自宅からあまり離れていないことから、自主管理で運営しております。
取得したのは5年ほど前で、200㎡ほどの三角状の地形をした土地に、
小さな古い一戸建が建っており、軽自動車はバックで進入すれば入りますが、
普通自動車を駐車するのは難しいような土地でした。
その古家を解体したうえで、ワンルーム8室のアパートの間取りプランを描き、
運用から得られる事業収入計画を立案して、適切な土地購入価格を逆算し土地を購入致しました。
5年前といえばリーマン・ショックが起きた翌年であり、
この頃は、不動産の「ふ」の字を口に出しただけで金融機関が逃げて行くような時期であり、
不動産業全般が不振の頃でした。
不動産に対して融資が得られないのですから、通常の不動産業者は土地の仕入れなどができず、
ゆえに、比較的良質な物件が多く見つけられた時期でもありました。
私におきましても、充分な金額の融資を受けることは容易ではなく、
父親が所有する不動産を担保に入れさせてもらい、ようやく信用金庫から融資を受けることができました。
本当に父親には感謝の言葉もありません。
幸いにもこの5年間、8戸のワンルームは比較的稼働率が高い状態で運用ができており、
現在もおかげさまで満室稼働をしておりますが、私なりのアパート経営における大切な事項は、
以下の二つです。
一つ目に、清掃管理の徹底、二つ目に、空室が生じた際の迅速かつ適切な入居者の募集活動です。
この二つがしっかり行えていれば、不動産の保有・運営というのはそれほど難しいものではないと考えています。
先日、日が照り付ける最中、子供を両親に預けて、女房と二人でアパート清掃に行って参りましたが、
汚れている外階段をデッキブラシで擦ると結構きれいになりますので、とても良い汗をかきました(笑)。
女房も、入居者さんが出かける際に挨拶をし、入居者さんの顔を知ると、アパートにより愛着が湧いたと
言っておりましたが、要はアパートを経営するにあたっては、そのようなことが一番大切なのでしょう。
私自身も、また近々、清掃しに行きたいとも感じられた次第です。
清掃した後は、家で飲む冷たいビールが美味しいですので(笑)。