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皆様、こんにちは。西村友里です。
先日の日記(北品川)の続きです。
第一京浜を挟んで、品川女子学院があるエリアを歩いていたのですが、
とても落ち着いた住宅街だったため、この辺にお住まいの皆さんは、
どこで買い物をしているのだろうと、ふと疑問に思いました。
そこで通りを挟んだ北品川駅の近くにある「吹上湯」と書かれた煙突が
立っている方向に歩いてみることにしました。
するとそこには「北品川本通り商店会」があり、一本一本の電灯には
ポスターが貼られており、「おいらん道中」と書かれています。
一体何のことなのか気になったので、地元の不動産会社に物件情報を聞きに行ったついでに
教えて頂きました。
毎年9月の最終土・日曜日に、旧東海道北品川の八山から南品川の青物横丁までの約2kmに渡り、
「しながわ宿場まつり」というイベントが開催されているそうです。
今年で第27回を迎え、今月の23日(土)・24日(日)に開催されるとのことでした。
江戸時代に日本橋から京都をつなぐ東海道にあった53の宿場の一番最初の宿場町が品川宿だそうです。
品川の伝統と文化遺産を若い世代に伝え、より一層の地域発展を目指すことを目的に
1990年から始まりました。
おいらん道中は、そのイベントの一つだそうで、土曜日の午後4時から八ッ山口から
きらびやかな衣装に身を包んだおいらんが、外八文字(花魁が行う特殊な足運び)で
品川宿を練り歩くそうです。
他にも昔のおもちゃ作り、野菜のつかみ取り、品川寺の火渡りの荒行、辻落語、和太鼓の演奏、
店商や全国の物産市等、いろいろな催し物が満載だそうです。
また、茶道・華道・投扇興・東八拳・ごいた・手本引き・和太鼓演奏・三味線演奏等の体験も無料で
できるとのことでした。聞いているだけでも、とても面白そうなイベントであることが分かりました。
ちなみに、おいらんになるには事前に参加申込みが必要で、参加費は役柄によって変わり、
15,000円~30,000円かかるそうです。
役柄は遊女だけでなく、町娘・武家娘・女博打うち・長屋の女将等があり、
男性は銭形平次・二宮金次郎・ねずみ小僧・飛脚・侍等、バラエティ豊かです。
皆さんも機会がありましたら、お好きな衣装に身を包み、役者を目指してみてはいかがでしょうか。