2015年12月01日
営業活動日記 「『勤労感謝の日』の真の意味」

皆様、こんにちは。井上久恵です。

先週の月曜日は「勤労感謝の日」という祭日でした。
朝起きてそれが分かり、読んで字のごとく、単純に働く人を感謝する日だと思っていたので、
最初に頭に浮かんだのが、いつも一緒に生活をしている主人のことでした。
「働いてくれて有難うの日だから、今晩はいつもより少し頑張って、
おいしいご飯でも作ってあげよう!」と考えていました。


弊社は公休ではなく、その日の朝礼当番は偶然にも私が担当でした。
朝礼で読み上げる『職場の教養』に事前に目を通したとき、
初めて「勤労感謝の日」の真の意味を知りました。
『作物の恵みに感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願する日ということで、
宮中行事の中でも最も重要な祭典「新嘗祭」が行われる日』だということが書かれていました。
もっとよく調べてみることにしました。
戦後、「勤労感謝の日」という名前で制定されましたが、
もとは飛鳥時代から今日まで続く神道儀式の一つだったそうです。
作物が収穫できること、作物の作り手である農民や天照大神(簡単にいうと神様)に
感謝するという内容で、現在も全国の神社(有名なところでは、例えば伊勢神宮)では
「新嘗祭」という祭事が行われています。


現在では、10月になれば「新米!」と大々的にうたったお米が店頭に並び、
やはり新米は美味しいので、消費者の一人である私も飛びついてしまいます。
昔はこの新嘗祭が終わるまで(神様に感謝をし終えるまで)
新米を食べることができなかったという説もインターネットで見つけました。
私はそこで「ハッ!」と気付きました。サラリーマンを引退し農業を継いだ父から、
「おいしい新米が出来たから送るぞ」と言われ、送られてきた新米をささっと食べてしまったことを・・・。


その時すぐに両親にお礼の電話を入れましたが、「勤労感謝の日」の真の意味を
もう少し早く理解できていたら良かったと思いました。
お米と一緒に荷物に入っていたイチジクのコンフォートやもブルーベリージャム、いちごジャム。
これらすべてが、自然の恵みや豊かな土壌のおかげで収穫できたこと。
暑い日も寒い日も毎日父が山や畑に入り、愛情たっぷり育ててくれたこと。
そして母が美味しく料理してくれたこと。
せっかく農家の娘として生を受けたので(ようやく実感がわいてきました)、
来年はもう少し慎重に、さらなる感謝をもってこの日を迎えたいなと思いました。

 

非公開物件見てみませんか?