2014年07月12日
営業活動日記 「向こう三軒両隣」

皆様、こんにちは。管理部の牛迫宣機です。

弊社が管理している貸家の隣家の奥様が、お友達と一緒にご来社されました。
この奥様は、今までも何度か弊社にお電話を下さったり、ご来社されたりしています。
奥様の話によりますと、貸家の入居者様が夜中に電気機器を使用すると、
奥様のお宅の蛍光灯や冷蔵庫等、電気製品の調子が悪くなるという苦情でした。


お隣はごく普通のご家族で、電波障害を起こすような電気機器類を使用しておりません。
よって、そんなおかしな話は到底考えられませんが、実はこの2軒は当初から折り合いが悪く、
今までにも様々な問題が起きています。

そもそもの発端は、昨年7月に貸家に入居されたご家族が、お隣の奥様宅へお引越しのご挨拶に
伺わなかったことが原因のようです。お互いに悪口を言い合って衝突しています。

売買のように所有する訳ではないため、賃貸の場合はご近所にご挨拶まわりをされるお客様は
少ないように思われます。
ただ、アパートやマンションなどと違って、戸建住宅となると考え方が異なる気もします。
特に長年お住まいになられているご近所の皆さんにとっては、新しい方が移り住むことに対して
どんなご家族が引っ越してきたのか興味もあることでしょう。
また、貸家なのか所有なのかもわからないため、「挨拶」に対して敏感に反応するご近所さんも
多いのではないでしょうか。
特に住宅地では、新参者は目立つため、気になるものです。

こちらの2軒も入居当時から問題を抱えており、弊社が間に入って取りまとめを行い、
一旦はおさまったかのように思えたのですが、再び苦情のご来社となりました。

本日、隣家の奥様宅にお邪魔をし、電気機器等の作動の不具合をチェックしてきましたが、
特に問題になるようなことはございませんでした。
奥様いわく、隣が電気を点けると奥様宅の冷蔵庫から氷が落ちる音がし始めるとのこと。
製氷機が付帯されている冷蔵庫であれば、氷ができる際に音はいたします。
冷蔵庫は買ってから2年しかたっておらず、保証期間が残っているため、不具合が生じた場合は
メーカーに連絡をすれば対応をしてくれる旨をお伝えしました。
念のため、製氷器の水洗いと機械清掃を実施し、冷蔵庫の作動確認を行い、明日まで製氷機能の様子を
見ていただくことにしました。

蛍光灯もお隣が電気を使用すると、奥様宅の蛍光灯がチカチカ点滅し始めるとのこと。
訪問した際は、日中だったこともあり隣家はお留守で電気も点いていなかったため、奥様のお宅の蛍光灯は
正常で不具合はわかりませんでした。

テレビの裏からも煙が出るとのことでしたが、テレビの映像を見る限りでは、コンセントの不具合も電圧の変動
なども無く、現時点では順調そのものでした。
建物が築20年以上経過しているため、電気系統にも何らかの不具合が生じているのかも知れません。
万一、異常があったとしてもそれは隣家のせいではなく、電気系統の故障であることをお伝えして戻ってまいりました。

奥様は、高齢のひとり暮らしのため、いろいろなことが心配になるのはわかりますが、それを隣家のご家族の
せいにするのは問題です。
向こう三軒両隣、地域社会においては最初が肝心です。
ご近所様と良好な関係を保つためには、やはり挨拶は重要なことだということを改めて痛感いたしました。

クレーム対応も管理会社の業務のひとつです。
互いに気持ちよく生活ができるよう、今後もお客様の間に立った対応を心掛けてまいります。


 

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