
皆様、こんにちは。西村友里です。
今回、良かれと思った行動が、結果的には不親切な対応で終わってしまいました。
やはり不動産は難しいと実感しました。
先日、年配のお客様にお部屋をご案内し、そのお部屋でお申込みを頂きました。
お部屋を借りて頂く流れにそって、審査に必要な書類の提出をお願いしたのですが、
何度催促しても、お客様は「また明日持ってくる。」、
「それは今準備しているから〇日まで時間がかかる。」等と言うだけで、
約束の日になっても、一向に書類の提出はありませんでした。
私も途中から何かおかしいと不信感を抱きましたが、ご案内の際に「商社を経営している。」、
「年の3分の2は、海外に行っているからお部屋は賃貸で十分だ。」、
「お部屋を借りるためのお金は十二分にある。」等とご自身のことをお話されていたため、
お客様の話を信じようと思いました。
しかし、最終的にお部屋を借りるだけの資金が無いことがわかり、お申込みは取り下げる結果となりました。
代表からは、「あなたが初回面談の時に、きちんとお客様の仕事や収入について聞いていないから
こうなるのだ。一番大事な収入面を隠すお客様は、必ず何かしらの問題がある。
それを聞き取らずにお部屋だけをご紹介すると、お客様はお部屋を借りられると思ってしまう。
これはお客様に対して、決して親切な行動ではない。これではお客様が気の毒だ。
プロとして私たちの役割は、お客様の内容をしっかり聞き取り、最善の方法を選択してあげることであり、
借りられない人に部屋を勧めることなど、やってはいけないことである。」と、厳しく指摘されました。
お部屋を借りるには、生活費プラスお部屋を借りるための収入や貯金がないと借りられません。
このことは私も理解をしていますが、お客様の言葉に圧されて、本音を聞き出すことができませんでした。
今後は不親切な対応にならないためにも、できることとできないことを明確にお客様に伝えられる営業を
心がけます。