
皆様、こんにちは。井上久恵です。
先日の定休日、私は友人と一緒に
福井県に旅行に行って来ました。
私の今の目標、それは「日本全県制覇」です!
福井はそのうちの1県で、未踏の地でした。
旅好きの友人とはその他共通の趣味も多く、揃って「恐竜好き」。
福井県にある「県立恐竜博物館」が今回の旅のメインでした。
当初お互い「電車好き」ということもあって、
せっかくだから北陸新幹線で…という企画でしたが、
紅葉の季節ということもあり旅行パックはハイーズンで高価格。
また、思った以上に福井まで時間も掛かることが分かり、あえなく断念。
羽田からまずは石川県の小松空港に向かい、そこからリムジンバスで福井に向かいました。
(小松空港まで約1時間、小松空港から福井駅までは1時間で行けます!)
今回の旅で一番感じたことは、「福井県民の優しさと明るさ」でした。
感動的な話があったので、前編後編に分けてお話しさせて頂きます。
まず1日目は、レンタカーを借りて私が運転し、一乗谷朝倉氏遺跡と永平寺に行きました。
永平寺は非常に厳かなお寺で、修行僧が大勢ウロウロしている(生活の全てが修行!なのだそうです)ので、
観光客と言えども、我々も非常に身が引き締まる思いでした。
一乗谷朝倉氏遺跡に到着し、「紅葉が綺麗だね、緑が豊かだね」などと話しながら歩いていると、
前から旗を持った小学生の一団が私たちに向かって歩いて来ました。
何かと思い(小学生相手に)身構えていると、
「良かったら私たちがガイドをしますが、聞いてみませんか?」と声を掛けてくれました。
せっかくの機会なので、すぐにガイドをお願いしました。
小学校の授業の一環なのだそうです。
私たちのガイドは、小学6年生の男女1名ずつと小学5年生の男児が1名でした。
「面白いことをしているね!」と私も友人も大興奮!
彼らは朝倉氏の歴史をしっかり暗記していて、手作りのパネルを使いながら私たちに丁寧に遺跡を案内してくれました。
「私たちが小学生の頃、こんなこと出来たと思う?いや、出来なかったよね」などと、友人と始終感心しっぱなしでした。
正午になり、5年生の男児が「時間切れだ!他のグループはみんな帰ってる!」と焦り始めました。
しかし6年生は「いいから、最後まで説明するの!」と誠意ある対応をしてくれました。
その熱意に私も友人もただただ感動。
気が付けば、先生が後ろで様子を見ていたようで、
「彼らの話をきちんと聞いてくださり、ありがとうございました」とお礼を言われました。
「こちらこそです!!小学生にとって至福の時間でもある給食の時間が削られてしまい、申し訳ありません!!」
「予定が押してしまったこと、怒らないであげてください!!」と、
先生に必死で頭を下げた私と友人。
先生から話を伺うと、この翌日にテレビ局が取材に来ることになっていたらしく、彼らはその予行練習をしていたそうです。
「あなたたちなら、明日もきっと成功するよ!大成功だよ!自信を持って、頑張ってね!」と最後は握手をして別れました。
小学生ガイドが居なければ、何の説明書きもない遺跡を、ボケっと見て終わっていたことでしょう。
学年の異なる小学生たちのこの経験は、きっと彼らの役に立つことでしょう。
素晴らしい授業だと思いました。
そして、地元の小学生との思いがけない触れ合いに、いたく感動した日になりました。
私も友人も忘れられない日となりました。
最後に、小学生たちが言っていた福井の方言について皆様に問題です。
ガイドをしている途中、突然小学生たちが声をあげました。
「へくさくさっ!!」
さて、「へくさくさ」とはどういう意味でしょうか??
次回の日記に答えを載せますので、宜しければお考えください。