
皆様、こんにちわ。井上久恵です。
本日の日記は引き続き、一人旅日記でございます。
前回の日記は1日目の旅について、ざっくりと書かせて頂きました。
では、2日目・・・と行きたいところですが、ここでストップ!
1日目に、気になった光景を見つけたので、こちらをご紹介させてください。
名古屋から近鉄線に乗り換え、特急電車に揺られること1時間半。
目的地「伊勢神宮・外宮」の最寄駅「伊勢市」駅に到着しました。
参道に続く商店街は、道も建物もとてもきれいに整備されていました。
職業柄、建物が気になるところです。
1件1件眺めながら歩いていると、あることに気が付きました。
軒先に、しめ縄が飾られているのです。
全ての家にというわけではないようで、それはまばらでした。
「中国ではちょうど今の時期は旧正月にあたるけど、
もしかして伊勢にも独自の暦があるのかな・・・?」
夜ホテルに戻り、インターネットで調べてみました!
昔、伊勢の地を旅した須佐之男命(すさのおのみこと)は、日が暮れてしまい
泊まるところに困っていると、貧しくとも心豊かな蘇民将来(そみんしょうらい)が
須佐之男命を自分の家に泊め、手厚くもてなしました。
須佐之男命は蘇民将来の善行に大変感激し、
「後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と云いて、芽の輪を以ちて腰につけたる人は免れなむ。」と
言い残し去っていきました。
そして、いつの頃からか伊勢地方では、しめ縄に魔よけとして「蘇民将来子孫家紋」の
札を下げるようになったといわれています。
このしめ縄、伊勢地方では一年間掛けたままでいる風習があるとか。
年始の日記に、お正月飾りについて書かせて頂いた時、
地方地方で、時期や習わしが異なることを学びました。
これもその内の一つですね、新たな発見を目にすることが出来て、とても嬉しかったです。
伊勢に参拝する機会があった時は、ぜひ軒先を気にしてみてください。