2015年02月22日
一人旅 「伊勢地方のしめ縄」

皆様、こんにちわ。井上久恵です。


本日の日記は引き続き、一人旅日記でございます。
前回の日記は1日目の旅について、ざっくりと書かせて頂きました。
では、2日目・・・と行きたいところですが、ここでストップ!
1日目に、気になった光景を見つけたので、こちらをご紹介させてください。


名古屋から近鉄線に乗り換え、特急電車に揺られること1時間半。
目的地「伊勢神宮・外宮」の最寄駅「伊勢市」駅に到着しました。
参道に続く商店街は、道も建物もとてもきれいに整備されていました。
職業柄、建物が気になるところです。
1件1件眺めながら歩いていると、あることに気が付きました。
軒先に、しめ縄が飾られているのです。
全ての家にというわけではないようで、それはまばらでした。
「中国ではちょうど今の時期は旧正月にあたるけど、
もしかして伊勢にも独自の暦があるのかな・・・?」


夜ホテルに戻り、インターネットで調べてみました!


昔、伊勢の地を旅した須佐之男命(すさのおのみこと)は、日が暮れてしまい
泊まるところに困っていると、貧しくとも心豊かな蘇民将来(そみんしょうらい)が
須佐之男命を自分の家に泊め、手厚くもてなしました。

須佐之男命は蘇民将来の善行に大変感激し、
「後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と云いて、芽の輪を以ちて腰につけたる人は免れなむ。」と
言い残し去っていきました。

そして、いつの頃からか伊勢地方では、しめ縄に魔よけとして「蘇民将来子孫家紋」の
札を下げるようになったといわれています。

このしめ縄、伊勢地方では一年間掛けたままでいる風習があるとか。
年始の日記に、お正月飾りについて書かせて頂いた時、
地方地方で、時期や習わしが異なることを学びました。
これもその内の一つですね、新たな発見を目にすることが出来て、とても嬉しかったです。
伊勢に参拝する機会があった時は、ぜひ軒先を気にしてみてください。

 

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