
皆さん、こんにちは。中澤明子です。
弊社では、お客様にお住まいをご案内する前に、必ず下見を行います。
下見をした物件情報を、ご案内時に1冊の「物件紹介書」にして、
お客様に差し上げています。
物件紹介書には、ご案内する全物件の、
①チラシ、②住宅地図、③物件写真・環境写真が必ず綴じられており、
物件によっては、④インフォメーション、⑤重要事項に係る調査報告書などが
追加されています。
営業担当者が物件の下見をしてから、お客様をご案内しなければ、
お申込やご契約にはつながらないというのが私の考えです。
下見を行っているからこそ、営業担当者に自信がつき、お客様にきちんとした説明ができるのです。
だから、早期契約につながります。
下見を行うことで、街を知り、地理や環境を覚え、ご案内時のストーリーを組み立てることができます。
先日、弊社のスタッフがお客様をご案内するために、いつも通り下見を行うべく、業者に鍵を取りに
伺いました。前日にも、業者まわりを行っていた際に訪問した会社だったため、鍵を取りに伺うと
スタッフの顔を覚えていた担当者が、スタッフに向かって、「下見なんかしてて、二度手間じゃないの?」
と質問をしたそうです。
新人のスタッフだったため、何も言い返せずに苦笑いだけして帰ってきたようですが、
心の中では、「この人何言いよんじゃ、下見が二度手間なわけないし!」と、岡山弁で
腹を立てていたようです。
彼女いわく、「下見をしているからこそ、岡山出身の私でも全然知らない土地をご案内でき、
お部屋の説明もできるのだ。下見なくして案内あらず、案内なくして契約あらず。」と、
私が指導したとおりの言葉を発していました。
私から、次回は胸を張って、「下見を行うのは、案内の基本であり、ご契約をいただくための
当然の行為です!」と、はっきり言うように言われたことは言うまでもありません。
下見をおろそかにしている営業担当者は、売上が上がらない営業担当者です。
一見、無駄な時間を費やしているように見えがちな「下見」ですが、1回の案内を成功させる
ための重要な活動であり、お客様のプライベートな時間を無駄にすることなく、早期にご契約が
いただけるための、大切な業務なのです。
営業担当者の皆さん、手を抜かず徹底した仕事を心がけましょう。
そこから「信頼」が生まれるのですよ。